国債の価額変動について今回は、2の国債の価額変動について書きます。結論から言いますと、【金利の変動】に影響されます。 1 国債のデフォルトリスクは、限りなくゼロに近いとはいえ、リスクはあります。 2 銀行預金利息(預金保険で保証されている1000万円まで)は、デフォルトリスクはゼロです。 ここで質問です。(国債も定期預金も、利息には同じ料率の源泉税が課税されます) 質問1 2年後に償還する国債の利率が、1%(年) 2年満期の定期預金の利率が、 1%(年) 同じ期間、同じ利率のときに、国債を買いますか? 質問2 5年後に償還する国債の利率が、1%(年) 2年満期の定期預金の利率が、 1%(年) 期間が異なるが、同じ利率のときに、国債を買いますか? 質問3 5年後に償還する国債の利率が、2%(年) 5年満期の定期預金の利率が、 1%(年) 同じ期間、利率が異なるときに、国債を買いますか? 人それぞれ考えがありますので、正解・不正解はないです。 私の個人的な考えを書きます。 質問1 国債は買わないです。 質問2 国債を買うかもしれません。 2年後に金利が下がると考えた時には、購入するかもしれません。 2年後に金利が現状維持か、上がると考えた時には、購入しません。 購入する場合でも、満期まで保有するつもりで購入します。 質問3 国債を買うかもしれません。 今後5年間に金利が下がると考えた時には、購入するかもしれません。 今後5年間に金利が現状維持か、上がると考えた時には、購入しません。 購入する場合でも、満期まで保有するつもりで購入します。 次回は、国債以外の債券について書きます。 ---------------------------------------------------------------------------- 【運用会社について4】(投信投資顧問会社) 投資信託に関する手数料について 投資信託に関して発生する費用は、下記のとおりです。 (【目論見書】に記載されています) 1 お申込み手数料 : 購入時に販売会社に支払う手数料 【かからないファンドもあります】 2 信託報酬 : ファンドから毎日引き落とされる手数料 3 信託財産留保額 : 解約時に、ファンドに支払う手数料 【ないファンドもあります】 信託報酬の内訳は下記のとおりです。 委託会社へ支払う手数料 : 運用会社の収入はこの部分だけです。 販売会社へ支払う手数料 受託銀気へ支払う手数料 具体的な例(私が購入している、日経225インデックスファンド) お申込み手数料 購入金額に対して、 1% (年率) 信託報酬 純資産総額に対して 0.6% (年率) (内訳) 委託会社 純資産総額に対して 0.265% (年率) 販売会社 純資産総額に対して 0.265% (年率) 受託銀行 純資産総額に対して 0.07 % (年率) 信託財産留保額 解約請求日の基準価額に対して 0.3%を乗じた額 上記ファンドを、10万円購入したとします。 購入時点では、当日の基準価額はわかりませんので、購入口数は未定です。 購入日の基準価額が、1万口当たり、10000円だったとします。 お申込み手数料 10万円×1% = 1000円 購入口数 {(10万円-1000円)÷10000}×10000 = 99000口 この時点で、購入口数が確定しました。 購入日時点での、時価評価額は、10000円×99000口÷1万口 = 99000円ですね。 皆さんが手数料として支払ったと実感するのは、お申込み手数料だけだと思います。 次回は、信託報酬について書きます。 |